完成したトレーディングシステムを使った実際の自動売買では、トレーダーはどのような問題や疑問をもつのか?がリアルにわかる記事を紹介する。
ダウ対Emini S&P の記事から”質問とその回答”の部分を抜粋したものです。
Your Question – from page of Dow v.s. E-mini S&P
ダウ対Emini S&P についての質問とその回答
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Q: I got a lot of slippage on a recent exit in the NQ when the market briefly plunged then rebounded past my stop price. Should I be using stop-limit orders instead of stop orders?
質問:マーケットが少しの間急落しそして私のストッププライスを通過して跳ね上がったことで、私は多くのスリッページをNQの最近の決済時に払いました。
私はストップ注文の代わりにストップリミット注文を使うべきなのでしょうか?
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A: Good question. When the price of your stop order is reached, the stop order becomes a market order and is filled at the best available price. In a fast moving or thinly traded market, it’s possible to get a lot of slippage. Fortunately, the E-mini’s are usually very liquid (i.e., heavily traded) during the day session, so most stop orders (at least for relatively small sizes) are filled exactly at the stop price (i.e., without slippage). However, there are occasions where bad slippage occurs
回答:いい質問ですね。
プライスがあなたのストップ注文の価格に到達したとき、ストップ注文はマーケット注文となり、可能な範囲のベストプライスで実行されます。
すばやい動きまたは閑散としたマーケットでは、多くのスリッページが発生することがあります。
幸いにもデイセッション(マーケットがオープンしている日中)の間、E-miniの動きはたいてい流動的(言い換えれば、大量のトレード)であり、そのためほとんどのストップ注文は(少なくとも小さいサイズの注文に関しては)そのストッププライスで正確に決済されるのです(言い換えれば、スリッページがない状態で)。
しかしながら望まないスリッページが発生する場合があります。
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Your recent bad experience was on the Friday after Thanksgiving when the volume was much lighter than usual. Some trader probably put in a big sell order, which under normal circumstances would have been easily absorbed. In a thinly traded market, buyers were scarce, so the market fell sharply before anyone stepped in to bid it back up.
最近あなたがいやな体験をしたのは、通常よりとても注文量が少ない時にあたる感謝祭の後の金曜日でした。
あるトレーダーがたぶん大きな売り注文を出したのでしょう。
それは通常の環境では簡単に吸収される量です。
しかし閑散としたトレードのマーケットではバイヤーが不足しており、そのため誰かが値を競り上げようする前にマーケットはすばやく落下したのです。
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A stop limit order would have solved your problem in this case. With a stop limit order, you not only specify the stop price but the worst price at which you’ll accept the fill. For example, you might specify “sell 2 Dec NQ 105000 stop with 104800 limit.” If the market drops to 105000, you’ll get filled at no worse than 104800. I’ve been told that stop limit orders have precedent over stop orders, at least in the e-mini’s. In other words, if another trader has a stop order at 105000 and you have a stop limit at 105000, your order will get filled first, assuming it can get filled within your limit price.
ストップリミット注文はこのケースのあなたの問題を解決してくれます。
ストップリミット注文ではあなたはストップの価格を指定するだけでなく、あなたが決済で受け入れられる最悪の価格も指定します。
例えば、あなたが“sell 2 Dec NQ 105000 stop with 104800 limit.“と指定したとします。
もしマーケットが105000まで落下したら、104800よりは高い値で決済されます。
ストップリミット注文がストップ注文を超える前例が少なくともe-miniではあるということを言っているのです。
別の表現をすると、もしほかのトレーダーがストップ注文を105000に置いていて、あなたはストップリミットを105000に置いていれば、あなたのリミットプライスの範囲内で注文が決済されると仮定するなら、あなたの注文が先に決済されるでしょう。
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The drawback of a stop limit order is that it doesn’t guarantee that you’ll get filled. If the market gaps past your limit price, your order won’t get filled, and you could be exposed to a large loss. In the example provided in the question, the market rebounded after spiking lower, but this may not always happen, of course. You do take a risk with a stop limit order. Unfortunately, the risk is often greatest when you need the protection of a stop limit order the most; namely, in thin markets.
ストップリミット注文の欠点は決済される保障がないということです。
もしマーケットがギャップをあけてあなたのリミットプライスを通過したのならば、あなたの注文は決済されないでしょう。
そしてあなたは大きな損失の危険にさらされるでしょう。
この質問に挙げられている例は、マーケットが急落下した後で反発するというケースですが、もちろんこれがいつも起きるわけではありません。
あなたはストップリミット注文でリスクをとるのです。
閑散としたマーケットでは、不運にもあなたがストップリミット注文での守りが必要なときに、このリスクはしばしば大きくなるのです。
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I would recommend placing stop limit orders in the evening session for the E-mini’s and maybe during pre- and post-holiday sessions where the volume is expected to be low. Your goal when placing a stop limit order should be to avoid getting a bad fill on a spurious market move. Getting a bad fill on a genuine market move — even when the move is sudden and large — is an unavoidable part of trading.
私はE-miniの夕方のセッションと出来高が少ないと思われるような休日の前後の日にはストップリミット注文を置くことを勧めます。
ストップリミット注文を置くあなたの目的は、偽のマーケットの動きにより望まない決済となることを避けることであるべきです。
本物のマーケットの動きで悪い決済となることは、その動きが突然で大きい場合でさえも、トレードの避けることのできない一面なのです。
終わり
この内容は下記のページを作者の許可を得て翻訳紹介しています。
http://www.breakoutfutures.com/Newsletters/Newsletter1202.htm