このサイトをスタートするまでのいきさつを作者のトレード暦から紹介。
★★初めてこのサイトに来た人は、この記事から読み始めるのがお勧め。★★
システムトレードについて記事を書けば、すでにトレードの基礎知識をもっている人達がアクセスしてくると予想できるため、トレードについての基本的な説明は省きます。
このサイトのプロローグとして、このサイトをスタートするまでのいきさつを書くことにします。
文体が統一されていませんが、そこは寛大な心でお読みください。
なお、このサイトは前身が「333flow(旧名 333blog)」という別のブログであり、そこで書いていたものをこのサイトに移植し編集し直した【保存版】のようなものです。
以下本文です。
自分でシステムトレードをやろうと思い立ったのが2年前。
約半年をかけて完全自動売買をおこなうトレーディングシステムを作り、現在はそのテスト運用で4ヶ月がたったところである。
システムの作成と運用にはトレードステーション8を使っている。
トレードステーションのソフトとプログラミングに慣れてきて、パフォーマンスレポートが満足のいくシステムをなんとか作れるようになった。
その間いくつもの壁がありそれを解決しながら進んできたが、現在はある問題をかかえている。
それは「自作のシステムが間違っていない方法で完成したものなのか?」ということだ。
トレーディングシステム関連の本を読めばわかるが、いわゆる「システムの過剰最適化」の懸念である。
「この疑問について納得のいく回答がほしい」、
それがこのシステムトレードのサイトをスタートさせる動機となった。
システムトレード。
これ自体はマニアックな世界であり、(これを書き始めた時点では、)日本語で書かれた本をさがすと、それほど多くあるわけではない。
いったい日本でシステムトレードをやっている人がどれだけいるのだろうか?
数千人もいないのではないか。
その少数の購買層をターゲットにして本を出版することを考えると、なかなか新しい本は出てこないだろう。
日本のトレード文化自体、欧米に比べればずいぶん遅れているらしい。
そう考えると、日本語の書物でシステムトレードの作り方とその評価方法について勉強しようとしても限界がありそうである。
トレードは大きく分けて裁量によるものとテクニカルによるものの2つがある。
システムトレードは後者に属し、過去の値動きから未来の値動きを予測しトレードするものだ。
そのルールは明確化され厳密なものとなる。
完全自動売買のためのシステムトレードのプログラムが完成するまでの道のりは長い。
アイデアを思いつく
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プログラム化する
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過去のデータをもとにテストする(バックテスト)
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バグ取りや最適化を行う
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バックテストもしくはフォワードテスト、他市場データでのテストなど
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そしてリアルタイムによるテスト運用
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実際の運用
こうして運用の結果めでたく利益が出れば、そのまま運用を続けたり、、場合によってはシステムの改良を行うのだ。